どんぶり勘定とは、収支計算を細かく行うことなく、おおまかにお金を使うことです。
飲食店でいうと仕入れにいくらお金を使ったか、売上はどのくらいあったのか、人件費はいくら払ったのか、光熱費はいくらかかったのか・・
それらがちゃんと帳簿に付けていなければ、いったいどれだけの利益があるのか、または赤字なのかが見えてきません。
これが、どんぶり勘定です。
個人で経営している飲食店には、意外とこのようなどんぶり勘定の店も多くあります。
収支計算がはっきりしていなければ、作業は透明度が無く、従業員が容易に不正を犯すこともできます。
また、管理がずぼらだと従業員の士気も下がり、離職率も高くなります。
店舗管理をシステム化することによって、作業がスムーズになったり、コストが削減できたりするので、それだけで利益アップに繋がります。
システム化といっても、何も大それたことを考える必要はありません。
飲食店の規模に合わせた管理の方法を考えていけばいいのです。
例えば店の経営に関する費用や仕入れ費用をすべて帳簿に付け、売上も毎日ちゃんと計算するようにすれば、それだけでもかなり変化が出てくるでしょう。
チェックが徹底していれば従業員の士気も上がりますし、不正も確実に減ります。